3242人が本棚に入れています
本棚に追加
いやいやいやいや。それこそ、まさかだろ!
幼なじみな上に俺たち男同士なんだし。幼なじみ以上の愛情を求めていたなんて、知らないってーの。それこそ、幼稚園の頃からの付き合いなんだぞ。
第一、俺も浩之もゲイではない。至ってノーマルだと思っていた。
「マジかよ。冗談は、やめろ。いい加減にしねぇと。蹴り上げるぞ、こら」
「あ? 何? 俺の愛を否定するわけ? いい度胸してるじゃん」
浩之の完全に据わった目が怖い。本気だこいつ。
頭の中で、俺の警報が鳴り響く。
最初のコメントを投稿しよう!