三千世界

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一つ二つ数え謳えば  跡に残るは百と八の言 未熟さ故の過ちならばと  たなびかす罪  儘にならぬ余の言葉 三つ四つ歩道すがら  雨粒降りて余の禊落とす 許されてた不実が  身に纏わりて離せない 其方の手招きに明日を委ねる 惑わす己の私欲と  砕けた心の意味よ まどろむまやかしに霞む  朧げな理性 誘惑に絆されるように  削がれた三千世界 歪な型の欠片さえ  見えない  聞こえない 砕けた心の意味よ 削がれた三千世界 惑わす己の私欲に  誘惑に絆されるように まどろむまやかしに霞む  朧げな百と八の言 百と八の言・・・
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