現実妄想楽

2/2
前へ
/14ページ
次へ
現実に喰われそうな哀れな人々が 悦に浸って心情を誤魔化し狂ってる 自己満足の独裁者の声に 理想的な現実など無いさ 求められる言の葉の数だけ 叶えられてきた願いなど無い こじつけられた理想なんて 曖昧に突きつけられたって 現状の世界はおろか 未来さえ救えない 敷かれたレール乗り先見据えたって 決められた道ただ歩んだって そのまま流されてゆくだけ 曖昧な人生現実妄想楽 妄想に飲み込まれそうな悲哀な若者が 幻想とリアルの間で漂い浮かんでる モニター越しに消えてゆく人々 それを見て無邪気に笑う少年 悲痛そうに観ている大人達 詭弁の秩序にもたらされた世界 上辺だけの心情なんて 曖昧に言葉を吐いて 震える感応それさえも 忘れ去られた ミサイルが飛んで来たって シンボルが崩れ去ったって そのまま見過ごしてゆくだけ 曖昧な感情現実妄想楽 過ちの数だけ思い悩む 求める者の心の弱さと 与える者の心の広さと 定められた必然なんて 曖昧な偶然なんて 誰かが決める事でもない それが事実 敷かれたレール乗り先見据えたって 決められた道ただ歩んだって そのまま流されてゆくだけ 曖昧な現状の世界感とリアルを知らない存在感とカオスに埋れた現実妄想楽
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加