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翔兄が死んでから1週間が過ぎた。
仏壇の前にはたくさんの花や、手紙などが置いてあった。
全て兄の友達や仲間の人が来て置いて行ったものだった。
私は改めて兄がどんだけ人に好かれていたかを実感した。
優しい人だった、何でも真面目にやる頼りになる人だった。
「翔兄、みんな来てくれたょ?優しい人ばっかりだね、皆泣いてくれてたょ」
私は遺影を見ながらそんなことを言っていた。
友梨ちゃんは毎日のようにきてくれている。
そんなある日私は兄の部屋から一通の手紙を見つけた。
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