~2話~

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その時、何故か 腹が立って 違う、武志にじゃない 自分自身に、だ。 情けなくて 情けなくて 今まで自分は、なにしてたんだ とか 思ってしまって 「俺…帰る。」 「えっ!?」 めちゃくちゃ驚いてただろうな 今考えるとさ 「先輩、泣いて…」 「泣いてねーし!! 武志の癖に調子のってんじゃねー!!」 店の中ででっかい声だして 馬鹿だよな そのあと走って帰る俺に 「アキラ先輩…!」 声かけてくれたのは知ってた わかってた でも無視した 格好悪かったから。 でも ちゃんととまって 武志と話せばよかった だって あれが最後になるなんて 思わなかったから
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