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「いやっ…お前さぁ、本当口悪いよな。どうしたのそれ。」 どうしたもこうしたもお前達男が悪い。 私をこうしたのは全部男という生き物のせいだ。 「別に…」 私は反論しようと口を尖らせた時、変な違和感に苛まれた。 「どうした?」 御猪口が言う。 「どうしたって…、ねぇ、何か…男子しかいなくない?」 「は?当たり前だろ。」 「え?何で?」 「だってここは去年まで男子校だったんだぜ? 俺、てっきりお前はそれ狙って来たのかと…」 「な、何それ…。すごいよくある展開。待って、私ストレスでゲ●吐きそう…。」 「汚いよお前!!」 「いや、もう…。」
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