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「い、行かないって言ってるでしょ!馬鹿じゃないの!!」 全身に血が昇って、耳や頬が赤くなるのが完璧にわかった。 男の子は不服そうに、私の手を取ると歩き始めた。 「ちょ…止めなさいよ!」 私がどんなに抵抗しても男の子は歩き続けた。 私の中で「何が起こっているのかわからない」の境地に立たされていて、まるで夢でも見ているかの様だった。
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