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「あー……ダメだ寝よう。全く集中続かない」
ふとPCの時計を見ると既に日付が変わっていた。道理で眠いわけだね。
PCをシャットダウンし、大きく伸びをしてから部屋の明かりを消す。少しでも明かりがあると僕は眠れないから。
月明かりすら差し込まない真っ暗闇の中をベッドに向かって擦り足で移動していく。
ゆっくりゆっくり動いていると、不意に床が無くなった。……………………無くなった?
「な、なにこれぇーーーーーっ!」
ジェットコースターの一番高いところから落下していくような浮遊感に襲われて、しばらくすると急に視界が開けた。
「うわっ!ちょっと待ってなにこれ怖いよ目がいっぱいやだやだやだやだやだ!ってこれ……おいーっ!八雲紫ー!…………の仕業だよね?僕を一体どうするつもりだーっ!」
これって、『スキマ』ってやつだよね。いやまさか実物を見るとは思わなかったけどっていうか実在するとも思ってなかったけど!
それと返事が返ってこない!
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