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「間もなく幻想郷よ。命と希望を捨てないように頑張ってね」
うあー、やっぱり危ない所なんだね……怖いよ幻想郷。安全な場所からスタートすればいいな。
しかも夜は更に危ないらしい。月明かりでも妖怪には周りがよく見えるそうだ。
そんなことを考え始めて間もなくスキマの裂け目が見えてきた。
「じゃあ紫、またね」
「そうね、また会いましょう」
紫は僕との再会を約束して姿を消した。
僕は一人、幻想郷に墜ちていく。
僕の世界と幻想郷、二つの世界が反転した。
僕は幻想郷の物語の登場人物になるんだ。
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