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「あの、お名前の方を……」
「え?あぁ、紅羽 結希です」
「はい、よろしくお願いしますね」
「うん、よろしく……っと質問!あなたは博麗霊夢じゃない?」
霊夜は僕の質問に驚いて、少ししてから口を開いた。
「博麗霊夢の名を知っているのですか。……実は霊夢は私の祖母に当たる人でして」
なるほどね……せーの、
「祖母ぉ!?」
「はい、そうですよ?」
じゃあ霊夜は霊夢の孫……だよね?ダメだ、思考が全く話についていけてない。
「じゃあ質問その2!霊夢は今何処にいるのさ?」
「それを説明するには、先にもう一つ、とある事件について説明する必要があります」
事件……異変みたいな感じかな。
「その事件を人は皆揃ってこう呼びます、『幻想郷大異変』と」
「幻想郷、大異変……」
「そうです。幻想郷の存在を脅かしたその異変は、誰にも止められないでいました。それを止めたのが、三人の人間だったと伝えられています」
「つまり……霊夢はそれで……」
「ええ、この三人の内の一人は博麗霊夢だったと言われています」
三人ってことは、後の二人は誰なんだ……?
「そして、残り二人は――――」
このタイミングで「スパーン」と戸が開け放たれた。
「やっほー、邪魔するぜー」
「依梨沙……客人もいるみたいだし少しは言動を控えてみるとかしたら?」
大事な所を言わんとする所で魔女×2が現れた。
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