opening

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   さて ここで、舞台は屋上から移り二年A組へ。    この、比較的花粉に弱い生徒が多いせいで 窓が締め切られた我がクラス。  その窓には、中に入りたそうに桜の花びらが張り付き 全く関係ないが、僕の背中には子泣きじじいが張り付いていた。 「あー、あー、あー」  じじい、それが山咲。  で、だ、その山咲は先ほども言ったが、フラれたわけで。  悲しさか悔しさか?とにかくその本人しか知らない何かから 山咲は、ゼロ歳児の泣き声と液体を僕の背中に撒き散らしていた。    おかげで僕の背中は、寝小便された布団のようになっていたのだが。  
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