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…2012年 日本
異常な自然災害で海に面していた県は、そのほとんどが海に飲み込まれてしまった。
まるで待っていたかのように
突如現れた謎の組織EARTH。
最初は彼らの超越した科学の前に抵抗せず、世界は話し合いで解決しようとした。
国民は未来人、宇宙人、など数々の仮説をたてたが、外見は人間そのもの。
EARTHも未来から来たわけでもないと否定した。
「我々に従うならよし。従わない場合は、武力行使に出る。」
しかし、彼らの出した条件は《支配》
世界が黙っている筈がなかった。
こうして世界は戦火に飲まれていった。
……………………………
Go!!Go!!Go!!
オレは、度重なる戦争ですっかり焼け野はらになった東京を走る。
EARTHの持つ科学力は驚異的なもので、光学兵器や超振動による空中浮遊、空間操作など、オレが子供の頃に夢を見た技術をもっていた。
EARTHの軍はそうした科学力を駆使し、片っ端から占領していった。
走るオレ達の前にEARTHの兵隊と機械兵が行く手を立ち阻む。
瓦礫に隠れるが奴等の科学力の前では無力。
光学兵器は瓦礫を意図も簡単に切りきざいた。
「ランチャー部隊!!怯むな!!発射用意!!」
オレ達は肩に担いだロケットランチャーを機械兵に向けて発射した。
-ビーッ!!
届く前に機械兵のレーザーでロケットは意図も容易く地に落ちて爆発した。
逆に爆風がオレ達に襲い掛かる。
爆発の衝撃で瓦礫が崩れ、仲間を呑み込んでいく。
生き残った僅かの者は、手持ちの銃器で抵抗するが、機械兵の装甲に傷ひとつない。
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