一章
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最初の手紙を見つけたのは、まだ四月のこと。 その年は中学最後の一年だった。 朝のラッシュはすごくて、私はいつも少しだけ時間をずらして乗っていた。 満員には変わりなかったけど、少しはましだった。
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