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千年以上前は、国と国で絶え間なく戦争行われた時代であった。
長い年月が過ぎると、国は疲弊し、もはや戦争をする力など各国にはなくなっていたのである。
そこで、各国の王は世界を一つの共同体とする組織「世界連合」を作る事を決意した。
世界連合は″世界平和″を掲げ、五百年以上前にようやく出来たのであった。
不死鳥を象った世界連合の旗は、三百五十以上の加盟国の″結束″を示した。
これに唾したものは、世界への反逆とみなされ、海賊、山賊に限らず、研究者や加盟を拒絶した国までも、連合に反する思想・行動をした者は、反乱分子として処罰の対象となった。
世界連合の意志のもとで、治安維持を行う陸軍と海軍は″正義″の象徴であるが、それが束縛と感じる者も少なくなかった。
そして、五十年前に世界を大きく震撼させる事件が起こった。
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