28人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
6月20日当日。
俺は朝、結衣ん家にプレゼントを持って行った。
結衣が家から出てくるまでポチと語り合っていた。
まあ犬だけどね。
「久しぶりポチ。俺いろいろあってポチに会うの久しぶりになっちゃった」
「ワン!」
ポチは嬉しそうに尻尾を振った。
「やっぱりポチにはわかんないか」
「ふふっ」
声の方を向くと結衣が笑っていた。
やっぱかわいい。
「おはよう結衣」
「公貴おはよう」
「はい。プレゼント誕生日おめでとう」
俺は定員さんにラッピングしてもらった写真立てを結衣に渡した。
「ありがとう!なら私もあげるね。誕生日おめでとう」
結衣からもラッピングしてあるプレゼントをもらった。
「なら一緒に開けようや」
「うん」
「せぇ~の」
俺と結衣はラッピングをとった。
すると二人ともびっくりした表情をしていた。
同じ写真立てを買っていた。
「マジで偶然じゃない!?」
「すごいよね!でも嬉しい。」
「俺と結衣の思い出の一枚の写真をこの写真立てに飾ろうや」
「うん!」
この結衣のとびっきりの笑顔が一緒の物で良かったと感じさせてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!