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文化祭
「お前ら文化祭でライブしてくれ!」
俺と卓也は竹内先輩に言われた。
もちろん断るとどうなるかわからない。
「はい」
「よし!頼んだ!来週な!」
「はやっ!」
俺と卓也は竹内先輩に突っ込んだ。
竹内先輩は現生徒会長で俺たちの中学校からの先輩である。
「早いけどお前らならできるやろ!?今から用事あるからじゃあな!」
竹内先輩は走ってどこかへ行ってしまった。
「卓也どうする?」
「竹内先輩が言うから仕方ないな」
「俺ら歌うの?人前で」
「全校生徒の前でな」
俺と卓也は落ち込んだ。
しかもここの高校は文化祭が有名で他校の人たちもたくさんくる。
俺たちが一年の頃の文化祭の時に他校から先輩達のライブを見にくるためにわざわざ学校を抜け出して来ていたのを見たことがあった。
「まず二人じゃ無理だろ!?あと一人くらいいないと…」
「あっ!俺の知り合いでDJやってる奴いるぜ!やけん誘おうや!」
「ナイス卓也!まずその人んとこに行こうや!」
俺と卓也はライブに向けて歩き始めた。
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