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 少し離れた本棚に隠れるように入った。適当な本を手にとる。 きっと耳まで真っ赤になっていたに違いない。  動悸を治めるように本のページをめくっていた。  それでも、女の子の事が気になっていた。  ちゃんと迎えが来るのか心配だった。いつまで一人でいるのか……  余計なお世話なのは分かっていたけど、ちゃんと帰るのを見届けないと心配でたまらなかった。  やっぱり、妹のように見てしまうのだろう。
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