┼門┼

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「兼家、今は戻るな! 猫はいずれ帰ってくる!」 「大丈夫だ! 必ず捕まえて帰るから家で酒を用意して待ってろ!」 言うや否や兼家は袍の裾を持ち、小走りに駆けていってしまった。 「……そう言う事じゃないんだよ、馬鹿が……。 全く猫も悪戯が過ぎるな……」 晴明は苦々しげに舌打ちをした。
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