┼蟇┼

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じっと猫を見た後、兼家は猫を抱き上げ、鼻を寄せて笑った。 「お前はとんだ悪戯猫だな?」 怒っていたかと思えば、もう笑っている。 この純朴な青年の名は、 ──藤原兼家 家柄は良いが、特に目立つ事もなく、お人好し。 後に自分や息子が廟堂を一握する事になるなど、本人も気付いてはいなかった。
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