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「ええと…瑠璃ちゃん、僕行かなくてはならないところがあるんだ」
首を振り拒むように締め付けがます。
参ったな、時間がないのに…本当は今日休むつもりだったのだが提出日が今日のノートがあるから無理だった。
とにかく休むなら明日だ。
「瑠璃ちゃん、お願いだから離してください…僕は学校に行かなくちゃダメなんだ」
「彰……離したく……ない」
なんだ、この高ぶる感情は…。
瑠璃ちゃんのこの遅い喋りは病み付きになりそうで怖い。
「ありがとう、嬉しいよ。帰ってきたらなんでもするから行かせて、ね?」
「うん……気をつけて……ね」
あっさりと離れた瑠璃ちゃんを一撫で。
次は亜美ちゃんも抱き上げ一撫で。
ラストの胡桃ちゃんにはふいをつかれ僕の唇を奪取された。
なんなんだ、これが日常になるのか…そんなことを考えながら急いだ。
しっかし可愛い三人だ、設定とかどうでもいいよ…どの娘にも素晴らしい特徴がある。
さしずめ亜美ちゃんが王道、瑠璃ちゃんがクーデレ、胡桃ちゃんが色々みたいな。
あまりにも可愛いからさっき瑠璃ちゃんのお花を積むところを観察してしまった…勿論わざとじゃない、ドアが全開に空いていたからだ。
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