●二人の始まり

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「ハル。サークル申請の会議行って。」 「会長が行けよ。嫌だよ。」 「お願いだよ。なっ?お願い。」 なんだかんだで最後には引き受けてしまうのが櫻井陽斗の性格である。 仲間内で新しくサッカーサークルを立ち上げることになった。 今日はそのための全サークルの代表が集まっての会議がある。 普通なら会長が行くのだが、そういう面倒くさいことはいつもハルに回ってくる。 (まぁ仕方ないか。) すぐにハルは嫌なことを受け止め、会議室へと向かう。  
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