第一章・・・始まりときっかけ

13/26
前へ
/308ページ
次へ
「唐突ね。・・・・・どんな風の吹き回しかしら?」 聖羅は探るような視線を良魔に送る。 良魔はサラリと答えた。 「まぁ。正直に話すと君の監視。それと君のお父さんの意志を継いでみようかと思ったのさ。」 聖羅は、納得した。確かに、自分の近くに居ることは自分をよく監視することが出来るし、あわよくば自分の力も使うことが出来るのだ。 それに何よりも・・・・・ 「お父様の・・・・意志・・・・・」 聖羅は、表情をサッと消した。父親の意志、修司の意志は人々を平等にして魔族や魔物の調査、研究。何しろ、危険なものを研究し我が物にしようとしていたのも事実だ。理由は、大量に人間を殺せるから。 研究は、不治の病気の治療にも役立つ。
/308ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2528人が本棚に入れています
本棚に追加