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「唐突ね。・・・・・どんな風の吹き回しかしら?」
聖羅は探るような視線を良魔に送る。
良魔はサラリと答えた。
「まぁ。正直に話すと君の監視。それと君のお父さんの意志を継いでみようかと思ったのさ。」
聖羅は、納得した。確かに、自分の近くに居ることは自分をよく監視することが出来るし、あわよくば自分の力も使うことが出来るのだ。
それに何よりも・・・・・
「お父様の・・・・意志・・・・・」
聖羅は、表情をサッと消した。父親の意志、修司の意志は人々を平等にして魔族や魔物の調査、研究。何しろ、危険なものを研究し我が物にしようとしていたのも事実だ。理由は、大量に人間を殺せるから。
研究は、不治の病気の治療にも役立つ。
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