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最後の仕上げに髪をとかし直し飾りを付け指に指輪をはめて香水を振りかけた。
「はい。これでよしですね。とても美しゅう御座いますよ。聖羅様。」
シャルはニッコリと心から嬉そうに笑う。本当に嬉のだろう。確かに今の聖羅は元が良いのに更に磨きがかかったように見えた。
聖羅は出来映えを見てシャルに褒め言葉と礼を言う。本人も嬉しいのだろう。自然に笑みが零れる。
「凄いわシャル。まるで私じゃ無いみたい。ありがとう。」
シャルは、それに対して頭をさげた。
「私(わたくし)なんぞにそのような勿体なきお褒めのお言葉。私(わたくし)とても幸せで御座います。」
聖羅は、大袈裟なと吹き出すように笑い、シャルもつられるように笑う。
聖羅は立ち上がると一回転くるりとその場で回って見せた。
スカートが風に乗りふわりと浮き上がり白い綺麗な聖羅の足が見える。
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