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「なぁ修司。」
大人びて、良い年になった孝一が昔のまま変わらない修司に話をかける。
「なんだ?孝一」
修司もただ返す。
「お前、死んだよな?」
「あぁ。」
「だが、今ここにいるよな?」
「あぁ。」
「死んだのになんで俺の目の前に現れる。」
孝一はもう沢山だお前にはめられるのはと喚いた。
修司は楽しそうな顔をしてかえす。
「良いではないか。我が友よ。俺の最後はここだけだし、例え体が滅びても離れたく無いんだよ。」
逸れを聞いた孝一は眉をひそめた。
「修司・・・・・お前の企み。まさかな。」
孝一は修司のニヤニヤと笑う顔を見て推測が確信に変わった。
「お前!復活する気か!」
孝一がそう叫ぶと修司はゲラゲラと笑った。
「当たり前だ馬鹿め。俺がこれで終わり?ふざけるのも休み休みにしてくれ。そうだ。俺は復活する完全に肉体を得て、人間を超えた者として。」
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