2528人が本棚に入れています
本棚に追加
五人は、地面に足が着く感覚に術の成功を確信した。そして、面倒なことに巻き込まれそうになっていることを・・・・・
「戦乱・・・・・か」
アテナが小さく呟いた。
聖羅達が居る一キロぐらい先では、剣や槍を持った人間が戦っていた。どの武器にも血がべっとりと付着していて、戦いの規模が大きい事を示している。
「良魔様。いかが成されますか?」
聖羅は良魔に問う。良魔は助けるにしろどちらに味方をすれば良いか迷っていた。
良魔は一度目を閉じまた開いた。
開いた良魔の目には魔法陣の刻まれていた。
魔眼―監視者
彼は、その目を使うと魔力の流れから人の動き、物理的、魔術的な基本的データが分かる。聖羅の事を監視していた目だ。
最初のコメントを投稿しよう!