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その夜、聖羅達は良魔と一緒に会議に出ていた。集落の一角にある会議場と呼ばれる建物はとても小さいが何人かこの集落の顔効きが揃っているらしい。
勿論会議の内容は此からどうするか?と言うことである。集落の村長的存在頼りにされるアランが説明をしだす。
「まず此が現在戦える兵力です。次また集落に奇襲が有れば籠城戦になるでしょう。それでも潰されるのは時間の問題です。」
アランは資料を良魔に見せる。絶望的数値だ。まず国と喧嘩する数値では無い。兵数は四百を超えないし怪我人が多すぎて集落を違う場所に移せない。
「こんな時、あの方が居ればこんな事には・・・・・」
誰かがポツリと悔しそうに漏らす。
あの方とは、以前この集落の指導、先導をしていた人の事で戦、政治に関して右に出る者は居ないと評された人間だとアランが教えてくれる。そして、その人物も敵兵士によって殺された事も。だから今回集落を国の兵士は攻めてきたのだ
すぎた事は仕方がない。此からどうするかが運命を左右する。
良魔はそんか言葉をかけ励ましまた資料に目を落とす。
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