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「悪夢の騎士団?」
良魔の疑問に答えるかのようにその騎士は現れた。
まず見えたのは西洋の鎧だ。それもとても古そうな装飾が施された。だが、ピカピカに磨き上げられたその鎧はつなぎ目が無かった。
聖羅が口を開く。
「初めまして騎士団長?私は魔王二代目杉闇聖羅です。宜しくね?」
修司が作り出した騎士団とは少し違う騎士。大きく違う所は騎士に騎士団長が居ることだろう。
「はい。お初お目に掛かります。喚ばれました私(わたくし)が騎士団長であります。」
聖羅はそうとニコニコしながら会話する。
良魔は父親の言葉を思い出した。
「魔王は無限の数の無敵兵を持っている。」
と言う言葉だ。
聖羅の会話は続く。
「勿論戦闘は大丈夫よね?」
「勿論であります。私が絶対に聖上を御守りいたしまする故御心配は無用であります。」
聖羅はその答えに満足した。
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