第二章・・・・異世界

12/22
前へ
/308ページ
次へ
「悪夢の騎士団?」 良魔の疑問に答えるかのようにその騎士は現れた。 まず見えたのは西洋の鎧だ。それもとても古そうな装飾が施された。だが、ピカピカに磨き上げられたその鎧はつなぎ目が無かった。 聖羅が口を開く。 「初めまして騎士団長?私は魔王二代目杉闇聖羅です。宜しくね?」 修司が作り出した騎士団とは少し違う騎士。大きく違う所は騎士に騎士団長が居ることだろう。 「はい。お初お目に掛かります。喚ばれました私(わたくし)が騎士団長であります。」 聖羅はそうとニコニコしながら会話する。 良魔は父親の言葉を思い出した。 「魔王は無限の数の無敵兵を持っている。」 と言う言葉だ。 聖羅の会話は続く。 「勿論戦闘は大丈夫よね?」 「勿論であります。私が絶対に聖上を御守りいたしまする故御心配は無用であります。」 聖羅はその答えに満足した。
/308ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2528人が本棚に入れています
本棚に追加