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「どうかな…?気にいらなかったら言ってね?メイク落としシートもあるから」
「なんでシートまであんのよ」
「デートだからでしょー?」
無言の私が怒っていると思ったらしい。
不安げな表情で訊ねられた。
「ありがとう。…素敵」
私のためにしてくれたことだ。
嬉しい、そう感じた。
だから礼を言った。
「よかったぁ、こっちこそやらせてくれてありがとね。前から長門さんはもっと可愛く出来るなぁって思ってたのよ」
「それは言えてるね。ダイヤの原石ってヤツですからな」
「それだねーダイヤの原石。あ、長門さんうちにメイク落としある?試供品で貰ったの持ってるからあげるねー」
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