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彼女の名前はクリス＝ラミアス
サラと同じくレフォーリア魔法学校に入学して、卒業後は軍に入っている
サラとは五つ歳が離れており、現在クリスが世話を見る形でサラと一緒に暮らしている
血は繋がってないが二人はお互いを兄弟として認識している
｢30分遅刻か。今週の洗濯当番任せた｣
｢えっ、ちょっ、先週もその前も私だったじゃん！｣
｢それが人を30分待たせて言うセリフか！｣
サラが少し強く言うとクリスはシュンと小さくなっていじけ始めたが、そんなことされていては本当に初日から遅刻しかねないので、クリスの頬を何度か軽くビンタし目を覚まさせて二人は学園の中に入っていった
レフォーリア魔法学校の新入生、在庫を含めると1000人を軽く越してしまうため入学式は大きなホールで行われた
入学式は一般的で、校長や来賓、生徒会長に新入生代表の言葉などあった
｢それでは新入生は自分のクラスへ移動してください｣
そして式が終わりクラスに移動が始まった時…
｢……て！ …き…て！ 起…てよ！｣
不意に寝ていたサラは誰かの声に呼ばれ目を開けようとした時
｢…起きなさいよ！｣
見ず知らずの女の子に思いっきりビンタされた
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