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俺が背負った『罪』は『炎の罪』。
指を鳴らして爆発を起こし、意識を集中させることで炎剣を生み出す。
基本的には俺が音を発すれば、炎が生まれるようにしてある。
火傷を負う可能性が有るということで、対炎性の特殊な素材で作られた(らしい)白い手袋をしているのだ。
支給品なので詳しいことは知らない。
俺が《魔蟲》を追って外にでると、案外すぐに見つかった。
足が少ないため、うまく動けなかったようだ。
俺は《魔蟲》の真上に飛び、叫んだ。
「さて、これで決まりだ!」
両手に生み出した八本の炎の短剣を、《魔蟲》に投げる。
すると、短剣が刺さった箇所から、炎は《魔蟲》の体を侵食するように燃え始める。
キシャァァァアア!!
《魔蟲》の断末魔の叫びは、赤色に燃える炎の中に消えた。
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