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『よう』 三年振りに掛けられた言葉はこんなので、あたしほどコイツは気にして無いらしい 『もも、姉ちゃんの部屋見たいだろ?』 『うんっ』 あたしを置き去りに中へと入って行く 『うわ~凄いね~あたしお姉ちゃんの趣味好き~。シンプルだけど、女の子らしい部屋だよねっ』 『いや、まあうん。こんな感じ』 部屋中をジロジロ見られると例え姉妹でも恥ずかしい 会いたく無かった男はベッドを背もたれにどっかりと腰を落ち着けてニコニコしてるし 『もも何か飲む?』 『あっいやえっと』 『ん?』 『ももちゃん帰るわよ~』 鍵を閉め忘れた玄関からはこれまた耳慣れた声が聞こえる 『えっ?おばさん?』 驚きおののくあたしの目の前に、見知った人物が現れる
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