その後の二人

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こう…なんて言うか、気持ちが通じた後って言うのは意外と気まずい どうしたらいいのか、分からないまま小さなテーブルにベッドを向こう側に見ながら悠斗と横に並ぶ 『…なんかしゃべれよ…』 同じ状況下に置いて運命共同体のヤツはむちゃを言う 『…そっそういえば、ゆっ悠斗の部屋…どこなの?あたしちょっと見たいかも』 何故か正座してしまって二人ともやけに座高が高い ベッドが視界に入っているのもそれはそれでやけに緊張する 『はへ?とりあえず…腹減ったし…めっ飯でも食うか』 声がひっくり返ったことは気付かなかったことにするけど、何か可笑しい 『…ご飯は後でいいから悠斗の部屋行こうよ』 スクッと立ち上がってバタンとうつ伏せに倒れた 『おいっ、さくら大丈夫か?』 『あ~足が…痺れて歩けない』 うちつけたおでこがジンジン痛む。でもそれ以上に恥ずかしい。動けないけど 『ったくっ』 平然と立ち上がった悠斗はバカにするでも無く、あたしを抱き上げてまたテーブルの前に座らせた 『先に飯食おうぜ』 あたしの頭を撫でてからクスッと笑ってキッチンへ行く うん…まあ、ドキっとしたけども 何故うちの冷蔵庫を開けてるんだろう
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