その後の二人

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『さくら、知ってたか?この部屋角部屋で他の部屋より広いんだぞ』 パニックになっているあたしに悠斗はそんなことを言ってくる 『他の部屋はな、せいぜい広くて八畳だ。だけど見てみろここは10、5畳もある』 『うっうん…』 『家賃だって、ずっと高い』 『うっ…うん』 『親の負担だって大きい』 『うん』 『だから一緒に住むんだ』 『うん…って、ハア!?』 『だから同棲だ』 『ハアーー!? なんで?なんであたしが悠斗とどっどっ同棲しなくちゃなんないの。 さっき、ついさっきだよ?付き合うことになったの アンタあたしに振られたらどうするつもりだったのよ?』 『押し倒 『バカっ 『イテッ 『みなまで言うなアホ』 頭を叩かれた悠斗はわざとらしく頭を抑えてイヒヒと笑う …あたし色んな意味で人選間違ったかもしれない
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