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『おじさん真面目だもんね。でもおじさんの名前も書いてあるよね…』
『おう、絶対同棲はダメとか、さくらちゃんはお前だけには絶対にやらんとか、勘当だとかめちゃくちゃ言うしさ
俺が三人を丸め込んだとか…。実際そうなんだけど俺の考え読まれててさ。
毎日喧嘩』
『…悠斗が丸め込んだんだ。お母さんたちは?何したの?』
『あ?簡単、簡単。同棲に関しては半分金が浮くからその分で旅行でも行けば?で納得だろ?最終的に結婚するからもっと納得。嫁姑問題一切無しの親同士のいざこざ一切無しの万々歳よ』
『あたしの意思一切無視だけどね?』
『ちなみに…うちのお父さんは?』
『ん?ああ、おじさん?おじさんは二つ返事で喜んでくれた。変な男に捕まる心配無いし、俺なら安心だってよ。その上家賃が半分浮くからって車買ってくれた。さくらと帰る時便利だろって』
『…家賃分は旅行でも行けば?って言ったんじゃ無かった?…』
あたしと悠斗といっそのことお父さんを取り替えた方がいいんじゃなかろうか…
その前に、思いっきりみんな手のひらで転がされてるし
『んでさ、最終的にさくらが他の知らない男にかっさらわれるよりかはマシだってことであの頑固分からず屋オヤジもやっと納得した訳よ。
俺頭タンコブだってあるんだぞ?』
頭を突き出して、ここって言われたところを触ると一部ポコッと出っ張りがあった
『それからここも』
前髪を上げて見せられたおでこは切れたような傷がある
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