いち

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だから、部活動見学の帰り道隣りへ向かう悠斗の足を止めた これから部活動も一緒で、休みの日にはデートをしたり想像だけが膨らんで言う前からにやける自分を抑えるのが大変なくらいだった 『なんだよさくら、ニヤニヤして…気持ち悪』 口の悪いところも好きなあたしは相当重症だと思いながら口を開いた 『あたし、悠斗が好きだよ。勿論友達としてとかじゃなく、あたしと付き合わない?』 ジッと悠斗を見つめていたあたしは、悠斗が驚いた後表情を強ばらせる一部始終を見てしまった しまったと思っても、もう遅くて大きく膨らんだ気持ちは抑えられなくなってて、もう友達に戻れない僅かな可能性も覚悟していたから 『冗談だろ?』 『ううん、本気』 逃げ道を自分で塞いだ
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