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『ごめん…俺そんな風に思えねぇわ』
ああ…やっぱりか、顔見ただけで直ぐ分かったけど
あたしの頬は上がったまま、たぶん笑っていたと思う
『…これからも友達だよな』
残酷とも言える言葉に頷いて、何事も無かったように家の中に入ったけど
翌朝迎えに来た悠斗は明らかにあたしから目を逸らして、あたしは深く後悔した
結局、ずっと続けてきたバスケ部には入らなかった
悠斗は何も言って来なかった
お互い避けたのかもしれないし、自然とそうなったのかもしれないけど話さなくなってあたしは悠斗を待つこと無く学校に通った
同じように隣りに幼なじみがいる妹は仲良くしててあたしは羨ましかった
だけど、もう戻れないことぐらい分かっていた
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