72人が本棚に入れています
本棚に追加
夜一本の電話がかかってきた。
_________
着信:早百合さん
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先輩の奥さんからだった。
手が固まって動けなかった。
体からは冷や汗が止まらない。
着信が鳴り終わったあと
私は外に出て
奥さんに電話をかけた。
逃げたくて逃げたくて
仕方なかった。
本当は気づかなかったふりをしたかった。
だけど
逃げたくなかった。
私ばかり逃げるわけにいかないから
最初のコメントを投稿しよう!