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「………」
頭を抱える先輩
話し出すのを待つ
私…
「…答えが…でません…」
先輩がそう言った。
「お前のことも大切で支えていきたいけど
アイツのことも心配だし
正直今の俺じゃお前を幸せにしてやれる自信
ない…」
答えなんて
もう出てるじゃん
そう何度も口にしようとした。
だけど出来なかった。
その言葉を言ったら
自分で認めてしまうから…
『さよなら』なんだと…
「覚悟はしてたつもりだけど
きっと出来てなかった
俺も
お前も…」
涙は出なかった。
辛すぎて息が苦しくなった。
「だから…
もう
終わりにしよう…」
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