第一章

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今日は終業式。 教室に着くと春原が間髪入れずに話してきた。 「おっ!滝島。今日は終業式だな!部活引退した俺らは暇だよなっ!どっか行こうぜ」 「その話しのった!」 どこからか声がしたと思い振り返ると、あの三人がたっていた! 「やっぱ坂本たちもそう思うよな!じゃあ、計画は全てオレに任せてくれ!今日中にメール入れとくよ」 「頼んだよー」 そういって三人はさっていった。 オレは一言も行くとは行ってない・・・しかし、まあこういうのもたまにはいいだろう。 「どこ行こうかなぁ。夏はやっぱ花火に肝試し・・・」 しかも、春原はすごくのる気だし、行かないとかわいそうだ。 そう思いながらオレも立ち去ることにした。 はぁ。 「おい、滝島」 声をかけられたので振り向くと担任がたっていた。 「ちょっと職員室まで来てくれ」
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