序章

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放課後 テニスコートには何人か見学に来ていた。 みた所 男子3人女子3人だ。 「光坂のテニス今年から監督かわってすごくなったらしいぞ」 いきなり春原が言うのでビックリしたがあえて平常心を保って答えた。 「ホント?なんかいやだな」 と、その時 「ねぇ、あなた達何組?」 女子の3人から声をかけられた。 一人はショート。一人はツインテール。一人はセミロングといった所だ。 「俺はD組の春原翔太よろしくな!」 「へぇ、D組なんだ!あたしはJ組の坂本渚。こっちのショートの子が木村由香。そしてこのツインの子が金子春菜。みんな同じくらすだよ。よろしくね」 「J組は隣だからすぐあえるな。」 オレはその会話を淡々と聞いていた。いや、聞き流すつもりだったが・・・ 「そうだね。で、そちらの方は?」 金子さんが聞いてきた。 「お・・・」 答えようとしたその瞬間 「滝島友也。D組の。ちがう?」 それを聞いておどろいた。 「なんでしってるの?」 「これ!」 渡されたのは生徒手帳だ。 「昼休み廊下でぶつかったの覚えてる?その時落としたみたい。名前知ってたけど、ちょっと話してみたかった。はい、どうぞ。もう落とさないようにね」 「あ、ありがとう」 「あっ、そうだ。みんなでアドレス交換しない?」 「俺は賛成!」と、春原 「私もいいよ。」 「私も」 金子さんも木村さんも賛成のようだ。 「滝島君は?」 坂本が尋ねてきた。 オレとしてはどうでもよかったのだか、とりあえず交換しておく事にした。 「べつにいいよ。」 「よし!決まり!」 その後オレは何度か話しを振られる事があったが、適当に答え、女子の話し相手は春原に任せる事にした。 それから1時間くらいがすぎ 「それじゃあ、あたし達帰るね!ばいばい。」 「じゃーな!…さて、滝島!俺らも帰るか!」 「そうやね。」 得にやることがなかったからそう答え、帰る事にした。
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