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「どういう……」
フレイは混乱した。リーズの言葉を理解出来ない。
「魔王の最期に相応しい業火だ」
リーズの体は溶け始めていた。
氷の一族は特殊な一族で、寿命を迎えるか、炎の一族の炎でしか死ねない。勿論、自害は出来ない。
その炎に焼かれると、氷が溶けるように、跡形も亡くなると。
フレイは、それを思い出した。慌てて炎を止めようと試みる。
(お願い、止まって!!)
炎の勢いが弱まり始めた時、リーズはフレイを突き飛ばした。
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