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『貴方は、これまで炎を使って  いませんね。まさかボクにも  使わずに勝つつもりですか?』 『いいや、お前さんの為だけに  この炎は取って置いたのだ!!』 『炎の鎖、ですか』 『勝つのは無理でも捕らえる、  それだけなら話は別だろう?』 リーズさんはその鎖にアッサリと捕まったそうだ。その氷の微笑を浮かべたまま。 ジジィはリーズさんを捕まえて、処刑したと民に報告した。勿論私たちにも。 でもリーズさんはこうやって今でも、囚われの身だけど生きてる。 ジジィは皆に嘘を吐いてる。 この事実をジジィは、誰にも知らせてない。 その根拠は此処に見張りすら居ないって事だ。
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