第1章

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「拓也!おはよ!」 俺の親友、高松宏(タカマツヒロシ)だ。 「おー…おはよ…」 作り笑いで宏を見た俺は宏の顔が悲しんでいるのが見えた。 「お前あんま無理すんな?そんな顔すんな。離れたって携帯でメールとか電話で話せるだろ?な?」 宏はやっぱいいやつだ。女子にも、モテるし頭も、いいし性格もいいし完璧だ。 「そうだな…ありがとよ。」 俺は少し落ち着けた気がする。 「早く行こうぜ。みんないると思うしな。」 「わかった。行くか。」 俺たちは教室に向かった。
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