プロローグ

2/7
前へ
/599ページ
次へ
それは、温かい春の夕暮れ。 まだ小さかったわたしは、 重たいランドセルを背負って、 通い慣れた道を歩いていた。 そんな時、 一人の男の子とすれ違った。 透き通るくらい、綺麗な男の子。 今思えば確かに、 一目惚れだったのかもしれない。 わたしは彼に見惚れて、 ずっと彼を見続けてしまった。 ふと、彼と目が合った。 その瞳もビー玉の様で、 ドキンとしてしまう。
/599ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4976人が本棚に入れています
本棚に追加