プロローグ

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けれど。 「何こっち見てんだよ」 「あ……ごめんなさい……っ」 「キモいんだけど」 「え……」 「早く俺の視界から消えてくれる?」 予想外だった。 綺麗な彼はそんな言葉を吐き捨てて、 わたしの横を通り過ぎてしまう。 ショックだった。 別に自分が可愛いとか、 そんな自意識過剰ではないけれど。 あんな冷たい目を向けられた事が、悲しかった。
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