プロローグ

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その言葉に、 男子たちは、もうわたしに手は出さないと言った。 最初は確かに避けられたり、笑われる日もあったけれど。 少しずついじめはなくなった。 あの日から、 空科雅はわたしの恩人となった。 今でも雅ちゃんは、 絶対的な存在。 雅ちゃんを助ける為なら、 ピエロの命令通り、キスだって何だって、やってやるつもりだった。 ……だけど。 たくさんの気持ちが交差して、 わたしを狂わせる。 本当にこれが正しいのが、 今でも分からない。
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