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三日月からもらった写真に写っていた、
ベッドで眠る王子様。
翌日から、
わたしは彼を探し始めようと思った。
髪が少し長めで中性的な顔立ちの彼。
一体どんな人なのだろう。
「優しい人だといいな」
けれど、
今朝から頭が痛いせいか、余り歩き回りたくない。
一応薬は飲んだけれど、
その痛みは学校に来たら更に増していた。
「うー……」
教室の机に伏して、
力無く呟く。
時間がないのは分かっているけれど、
今日はターゲットを探すのを止めようと思った。
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