第22話 ハーレム王子 ~馬鹿とイケメンは紙一重~

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三日月からもらった写真に写っていた、 ベッドで眠る王子様。 翌日から、 わたしは彼を探し始めようと思った。 髪が少し長めで中性的な顔立ちの彼。 一体どんな人なのだろう。 「優しい人だといいな」 けれど、 今朝から頭が痛いせいか、余り歩き回りたくない。 一応薬は飲んだけれど、 その痛みは学校に来たら更に増していた。 「うー……」 教室の机に伏して、 力無く呟く。 時間がないのは分かっているけれど、 今日はターゲットを探すのを止めようと思った。
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