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あなたが好きな僕
僕が好きなあなた
ここには二つの真実があった
目を閉じれば、
耳をすませば、
心を感じれば、
君はまだ手の届くとこにいて
僕は蜃気楼と恋に落ちていたらしくて
あなたの心はここには無くて
あなたの心を持っていった奴はどこがで
きっと心から笑っている。
君は桜で、僕は雪で
君が楽しそうに踊る姿を
僕は見たことがないんだ
一緒に舞い上がることも
一緒に舞い散ることも
それは叶わぬ恋の幻想
それは痛い僕の妄想
僕はとっくに君を忘れたつもりでいた
しかし君の根はしっかりと
僕の記憶に張り巡らされていて
君のことを忘れたときに見えるもの
そんなもんいらないから
今すぐここに来て僕を抱きしめて、
そして離れまいと一つの命として繋がって、
僕は僕で 君は君
この間には厚い壁があって
結局なにが言いたいかというと
「プライドのない人はいない」
君はいつも僕のプライドを引き裂いた
僕はいつも君のプライドを繕う
でも何故か いつものように涙が出てくる訳じゃないんだ
枯れた訳じゃない
涙腺は存在し、あくびすりゃ涙がでてくる
そう きっと強くなれた
君がいたから
僕がいたから
二人だったから
愛し合ったことは嘘ではないから
君のことが、僕はまだ……
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