両隣の予約席

4/4
前へ
/29ページ
次へ
「ああもう埒があかねぇ!フランシス!」 「っはい」 「俺はお前のことが好きだ!」 「っは、ぃ?…え、ちょっ、…ふ、ぁ…んぅ」 いきなりの告白、深いキス。でも何故か嫌じゃない。ギルベルトも俺も同じ男なのに…。 舌が絡まりあう音が淫らで、しかもアントーニョに見られてる羞恥で顔に熱が集まる。苦しくてギルベルトの胸板を叩くと、暫くして解放してくれた。 「おい、大丈夫か…?」 「…は、っ…ばかギル…」 くたっとする俺を支えながらギルベルトが聞いてきた。まだ調わない息のまま顔を上げると、ギルベルトの顔が赤くなった。 「ギル、ベルト…?」 「…やべ」 「どないしたん?」 「見ろアントーニョ」 「…これはあかんな」 「な、に…どうかした?」 「「エロい」」 「は、?」 「なー、フラン次は俺とちゅー、な!」 「その次は俺な」 「いや、授業はじまるから…!」 「…フラン立てんの?」 「何なら俺が運んでやろうか?」 「う、遠慮します」 情けない事にギルベルトとのキスで腰が抜けてしまっていた。ギルベルトに担がれて教室に行くなんて、目立つから遠慮したいし。 「せっかくの誕生日なんやから、午後ぐらいサボっても罰あたらんで!」 「…!今日俺の誕生日だって覚えてたの?」 「当たり前やろ!」 「当たり前だろ」 「だって…一言もそんな」 「お前が好きやから、他の奴らとは違う形で祝いたかってん、堪忍な。」 「俺からの誕生日プレゼントは "俺様からの愛"だ喜べ!ケセセ!」 「「誕生日おめでとう!フランシス!」」 (結局午後の授業をサボって、アーサーに後で怒られたのは言うまでもない) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ Alice☆虹七様からの リクエスト リクエストと兄ちゃんの誕生日記念文を一緒にしてみました! ちゃんとリクに沿えているでしょうか…´` 普→仏←西うまいですね^P^!仏を中心にきゃっきゃしてればいいよ! 本当はもっと短く上手く書ければいいんですが…。 スランプなもんで…>< リクエストありがとうございましたm(_ _)m
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加