忘れたい過去

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「いや何でもない、じゃあまた後でな!」 「ちょ竹田……たくあいつはなんなんだ?……やべ授業に遅れる!」 そう言い、急ぎ教室に走ったこの後、最悪な再開あるともしらず。 学校も終わり竹田との待ち合わせしている喫茶店へと足を運んだ。 「確かこの当たりに・・あった」 この喫茶店は高校の時から通ってた馴染みの店だった。 最近はこの辺りにくることもなく、危うくこの場所忘れるとこだった 「なんだあいつまだ来てないのか」 たく呼び出しといて先に来とけよな、しゃあねぇ待っとくか しかたなくあのバカを待つことにした。 「あら薫ちゃん久しぶりねぇ」 後ろから懐かしい声がし振り向く 「ああ静絵さん、お久しぶりです」 この人は斎藤 静絵(しずえ)さん高校の時初めてこの店に来たときから良くしてもらっている。 「最近顔見せないから、心配したわよ」 「すんません、最近バタバタしてて」 「最近ってここに来たの一年ぶりよ」 「あれそうでしたっけ?」 「そうよぉ」 そう言って笑う静絵さんとても綺麗だった。本当に独身なのか? 女性恐怖症の俺でもこの人と話す時は何も考えずに話しができるから不思議だ。 「今日は待ち合わせ?」 「はい、竹田と待ち合わせです」 「あら竹ちゃんと」 そんな話しをしてるうちに竹田がやって来た。
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